CENTER:&size(23){National anthem of South Africa};&br;&br;
CENTER:&size(20){南アフリカの国歌};&br;&br;
CENTER:別名:主よ、アフリカに祝福を((歌い出しのフレーズからこう呼ばれることもあるが、あくまでこのタイトルの歌は前半部分に引用されているだけであり正確ではない)) / アフリカの呼び声
#netvideos("Gr0414FrN7g",,,center)
CENTER:聞きやすいほう
#netvideos("xDfuxTs6XGk",,,center)
CENTER:"Ndlovu Youth Choir"による最高に楽しげな歌い方
*歌詞全文&br; [#f2e627b8]
|(isiXhosa)&br;Nkosi Sikelel' iAfrika&br;Maluphakanyisw' uphondo lwayo,|(コサ語)((isi-が「~語」を意味する))&br;主よ、アフリカを祝福せよ&br;その角を高く掲げさせよ|
|(isiZulu)&br;Yizwa imithandazo yethu,&br;Nkosi sikelela, thina lusapho Iwayo.|(ズールー語)&br;我らの祈りを聞き届けよ&br;主よ、祝福せよ、家族たる我らを|
|(isiZulu)&br;Yizwa imithandazo yethu,&br;Nkosi sikelela, thina lusapho lwayo.|(ズールー語)&br;我らの祈りを聞き届けよ&br;主よ、祝福せよ、家族たる我らを|
|(Sesotho)&br;Morena boloka setjhaba sa heso,&br;O fedise dintwa le matshwenyeho,&br;O se boloke, O se boloke setjhaba sa heso,&br;Setjhaba sa, South Afrika, South Afrika.|(ソト語)((se- が「~語」を表すため英語名はSesotho))&br;主よ、守り給え、故郷の地を&br;汝は争いと悲劇を打ち払う&br;守り給え、守り給え、故郷の地を&br;南アフリカの地を|
|(Arikaans)&br;Uit die blou van onse hemel,&br;Uit die diepte van ons see,&br;Oor ons ewige gebergtes,&br;Waar die kranse antwoord gee,|(アフリカーンス語)&br;我らの空の青さと&br;我らの海の深さより発し&br;永遠なる山々を越え&br;険しき断崖がこだまを返すところ|
|(English)&br;Sounds the call to come together,&br;And united we shall stand,&br;Let us live and strive for freedom&br;In South Africa our land.|(英語)&br;共に来たれと呼ぶ声が響く&br;我ら団結し立ち上がらん&br;いざ生きん、自由のため努力せん&br;我らの地、南アフリカで|
*歌詞逐語訳 [#n4d816d0]
コサ語
|Nkosi |sikelel' |iAfrika |
|ンコスィ|>|シケレリ・アフリカ|
|主|祝福せよ|アフリカを|
|>|>|主よ、アフリカを祝福せよ|
&br;
|Maluphakanyisw' |uphondo |lwayo, |
|マルパカニィスゥ|ウポンド|ルワーヨ|
|掲げさせよ|角((原義は「(動物などの)角」、ここでは「力」を含意する))|彼の((性の区別はない。アフリカは女性として擬人化されるので文脈次第では「彼女の」でも可))|
|>|>|その角を高く掲げさせよ((旧約聖書「サムエル記(上)第2章1節にある表現。))|
&br;
ズールー語
|Yizwa |imithandazo |yethu, |
|イズワ|イミタンダゾ|イェトゥ|
|聞け|祈り|我らの|
|>|>|我らの祈りを聞き届けよ|
&br;
|Nkosi |sikelela |
|ンコスィ|スィケレラ|
|主よ|祝福せよ|
|>|主よ、祝福せよ|
&br;
|Thina |lusapho |lwayo. |
|ティナ|ルサポ|ルワーヨ|
|我ら|家族|彼女の|
|>|>|アフリカの家族である我らを|
&br;
ソト語
|Morena |boloka |setjhaba |sa |heso, |
|ムレナ|ブルカ|セチャバ|サ|ヘス|
|主|守る|国|~の|故郷|
|>|>|>|>|主よ故郷の地を守り給え|
&br;
|O |fedise |dintwa |le |matshwenyeho, |
|オ|フェディセ|ディントワ|レ|マツウェニェフー|
|汝は|終わらせよ|戦い((di-が複数))|と|悲劇、トラブル|
|>|>|>|>|戦いと悲しみを打ち払い|
&br;
|O |se |boloke, |O |se |boloke |setjhaba |sa |heso, |
|オ|スィ|ブルケ|オ|スィ|ブルケ|スィチャーバ|サ|ヘースゥ|
|汝は|それを|守る|汝は|それを|守る|国|~の|故郷|
|>|>|>|>|>|>|>|>|守り給え、故国を|
&br;
|Setjhaba |sa, |South |Afrika |South |Afrika. |
|スィチャーバ|サ|>|サウザフリカ|>|サウザフリカ|
|国|~の|南|アフリカ|南|アフリカ|
|>|>|>|>|>|南アフリカの国を|
&br;
アフリカーンス語
|Uit |die |blou |van |onse |hemel, |
|ウイッ|ディ|ブロウ|ヴァン|オンセ|ヒァマル|
|~から|定冠詞|青|~の|我らの|空|
|>|>|>|>|>|我らの空の青さから、|
&br;
|Uit |die |diepte |van |ons |see, |
|ウイッ|ディ|ディプテ|ヴァン|オンス|スィア|
|~から|定冠詞|深さ|~の|我らの|海|
|>|>|>|>|>|我らの海の深さから発し|
&br;
|Oor |ons |ewige |gebergtes, |
|ウァル|オンス|イァヴァヘ|ヘベルフテス|
|~を越え((オランダ語や英語の overに相当))|我らの|永遠の|山々|
|>|>|>|永遠なる山々を越えて|
&br;
|Waar |die |kranse |antwoord |gee, |
|ヴァール|ディ|クランセ|アントウォールト|ヒア|
|~するところ|定冠詞|断崖((南ア独特の用法))|答え|与える|
|>|>|>|>|断崖がこだまを返すところ|
&br;
英語
|Sounds |the |call |to |come |together, |
|サウンズ|ザ|コール|トゥ|カム|トゥギャザー|
|響く|定冠詞|呼び声|~せよという|来る|共に|
|>|>|>|>|>|共に来いと呼ぶ声が響き|
&br;
|And |united |we |shall |stand, |
|アンド|ユナイテッド|ウィ|シャル|スタンド|
|そして|団結して|我ら|~だろう|立つ|
|>|>|>|>|我らは団結し立ち上がるだろう|
&br;
|Let |us |live |and |strive |for |freedom |
|レッ|タス|リヴ|アンド|ストライヴ|フォア|フリーダム|
|~させる|我らに|生きる|そして|努力する|~のために|自由|
|>|>|>|>|>|>|いざ生き、自由のため努力しよう|
&br;
|In |South |Africa |our |land. |
|イン|サウス|アフリカ|アワ|ランド|
|~の中で|南|アフリカ|我らの|土地|
|>|>|>|>|我らの地、南アフリカで|
*特記事項 [#o7facf8b]
-5つの言語で代わる代わる歌われるのが凄く素敵。ただし当の国民も自分のところ以外はよく分からなかったり、そもそも南アフリカの公用語は11言語あるのでこれでも半分にも満たない。
-前半が「神よアフリカに祝福を」。イーノック・ソントンガによる作曲で、賛美歌をベースにコサ語((Xhosa:マンデラの母語でもありかなり話者人口が多い南アフリカの言語))で作詞された。その後、さらなるコサ語の歌詞が追加され、ズールー語やソト語に訳され…と広まっていった。
-この曲で使われるのはコサ語、ズールー語、それにソト語。コサ語とズールー語はかなり似てます。
-ソト語はレソトの主要言語でもあり((SothoにLeをつけたのが「ソト人の国」=レソト))、南ア国内でもレソトと国境を接するエリアで用いられるものの、南ア/レソトで正書法が微妙に違ってて混乱しやすい。この歌詞でも matswenyeho が レソト側のスペリングでは matsoenyeho だったりする。
-後半はアフリカーンス語と英語。アフリカーンス語はオランダ語をベースにした言語なのでドイツ語とか分かる人にはちょっと分かるかも。ewige「永遠の」とか。hemel 「空」とか。ons see「我らの海」とか。
-アフリカーンスの時点で「あっ欧州っぽい」と思い、英語で「あーわかるわかる」ってなるの気持ちいい。
-言語的には、コサ語やズールー語には「吸着音」と呼ばれる舌打ちのような特殊な音が含まれる…けどこの歌には幸い出てこない。
-仮に出てきてたら歌えない国民が出てくるのだとは思う。ちなみに言語名の Xhosa の xh の部分は[kǁʰ]であり、馬を呼ぶときの「チッチッ」の音に近い。
-特に読み方の難しいところはない…と思うんだけど、今これを書いている人間が特殊なのかもしれない。ご意見お待ちしてます。