ヨーロッパ州/フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」 のバックアップ(No.8)


La Marseillaise

マルセイユの歌

別名:ラ・マルセイエーズ
国民的シャンソン歌手、エディット・ピアフによる歌唱
 
 
 
全曲通しての演奏。
 
 
 

歌詞全文

1.
Allons enfants de la Patrie,
Le jour de gloire est arrivé!
Contre nous de la tyrannie
L'étendard sanglant est levé,
L'étendard sanglant est levé,
Entendez-vous dans les campagnes
Mugir ces féroces soldats?
Ils viennent jusque dans nos bras
Égorger nos fils, nos compagnes!
1.
いざ、祖国の子らよ!
栄光の日は来た!
我らに対して暴君の
血染めの旗が掲げられた
血染めの旗が掲げられた
聞こえるか、野に響く
残忍な兵たちの咆哮が
奴らは我々のもとへ来て
妻子の喉を掻き切らんとしている!
(Refrain)
Aux armes, citoyens,
Formez vos bataillons,
Marchons, marchons!
Qu'un sang impur
Abreuve nos sillons!
(繰り返し)
武器を取れ、市民よ!
隊伍を組め!
進め、進め!
穢れた血が
我らの畑を潤すまで!
+  2番以降
2.
Que veut cette horde d'esclaves,
De traîtres, de rois conjurés?
Pour qui ces ignobles entraves,
Ces fers dès longtemps préparés?
Ces fers dès longtemps préparés?
Français, pour nous, ah! quel outrage
Quels transports il doit exciter!
C'est nous qu'on ose méditer
De rendre à l'antique esclavage!
2.
何を望むのか、この奴隷どもは
裏切り者ども、悪巧みをする王どもは?
誰のためのものだ、この忌々しい枷は
誰のためにこの鉄は、長いこと準備されていた?
誰のためにこの鉄は、長いこと準備されていた?
フランス人よ、我らのためなのだ、何たる屈辱!
なんと腹立たしいことか!
我らに対するものなのだ、奴らの
かつての隷属へ引き戻そうという企みは!
3.
Quoi! des cohortes étrangères
Feraient la loi dans nos foyers!
Quoi! Ces phalanges mercenaires
Terrasseraient nos fiers guerriers!
Terrasseraient nos fiers guerriers!
Grand Dieu! Par des mains enchaînées
Nos fronts sous le joug se ploieraient
De vils despotes deviendraient
Les maîtres de nos destinées!
3.
なんと!異国の軍勢が
我らの地で法を定めようというのか!
なんと!傭兵の軍団が
我らの気高き戦士を打ち破ろうというのか!
我らの気高き戦士を打ち破ろうというのか!
嗚呼、神よ、我ら両の手に鎖をかけられ
くびきに繋がれて頭を垂れる
邪悪なる暴君が
我らの運命の主人になるなどと!
4.
Tremblez, tyrans et vous perfides
L'opprobre de tous les partis,
Tremblez! vos projets parricides
Vont enfin recevoir leurs prix!
Vont enfin recevoir leurs prix!
Tout est soldat pour vous combattre,
S'ils tombent, nos jeunes héros,
La terre en produit*1de nouveaux,
Contre vous tout prêts à se battre!
4.
震え上がれ、暴君ども、背信者め!
すべての党派の面汚しどもめ!
震え上がれ、お前達の同族殺しの企みが
報いを受ける時が来たのだ!
報いを受ける時が来たのだ!
誰もがお前たちを追い詰める兵士となる
我らの若き英雄が倒れるとも
またこの地は英雄を生む
お前達と戦う準備は出来ている!
5.
Français, en guerriers magnanimes,
Portez ou retenez vos coups!
Épargnez ces tristes victimes,
À regret s'armant contre nous.
Mais ces despotes sanguinaires,
Mais ces complices de Bouillé,
Tous ces tigres qui, sans pitié,
Déchirent le sein de leur mère!
5.
フランス人よ、心広き戦士として
攻撃の手を止めることも考えよ
この哀れなる犠牲者を救うのだ
我らに抗わざるを得なかった者たちを
だが、かの血塗られた暴君どもは
かのブイエ将軍とその一味は別だ
この虎どもは、容赦なしに
自らの母の胸を引き裂くのだ!
6.
Amour sacré de la Patrie,
Conduis, soutiens nos bras vengeurs
Liberté, Liberté chérie,
Combats avec tes défenseurs!
Combats avec tes défenseurs!
Sous nos drapeaux que la victoire
Accoure à tes mâles accents,
Que tes ennemis expirants
Voient ton triomphe et notre gloire!
6.
祖国への聖なる愛よ
導け、支えよ、我らの復讐の手を
自由、愛しき自由よ
汝の庇護者とともに戦いに臨め!
汝の庇護者とともに戦いに臨め!
我らの旗のもとへ、勝利が
勇ましき鬨の声に誘われ、加わらんことを!
満身創痍の敵どもが
汝の勝利を、我らの栄光を目にせんことを
7. (Couplet des enfents)
Nous entrerons dans la carrière
Quand nos aînés n'y seront plus,
Nous y trouverons leur poussière
Et la trace de leurs vertus
Et la trace de leurs vertus
Bien moins jaloux de leur survivre
Que de partager leur cercueil,
Nous aurons le sublime orgueil
De les venger ou de les suivre.
7. (子供の歌)
我らは軍に加わろう
兄たちが倒れ、いなくなった時には
我らはそこで彼らの亡骸と
その武勇の跡を見つけるだろう
その武勇の跡を見つけるだろう
生きながらえるよりはむしろ
兄たちと棺を分かち合うことを選ぼう
我ら、崇高なる誇りを抱かん
復讐か、彼らに続くかという誇りを

歌詞逐語訳

歌詞逐語訳

AllonsenfantsdelaPatrie,
アロンザンファンドゥパトリーゥ*2
いざ*3子供達~の定冠詞祖国
いざ、祖国の子らよ!
 
Lejourdegloireestarrivé!
ジュールドゥグロワールタリヴェ
定冠詞~の栄光来た、訪れた
栄光の日は来た!
 
Contrenousdelatyrannie
コントルドゥテュラニーゥ
~に対して我々~の定冠詞暴君
我らに対して暴君の
 
L'étendardsanglantestlevé,
レタンダールサングロンルヴェ
定冠詞血に染まった掲げられた
血染めの旗が掲げられた
 
L'étendardsanglantestlevé,
レタンダールサングロンルヴェ
定冠詞血に染まった掲げられた
血染めの旗が掲げられた
 
Entendez-vousdanslescampagnes
アンタンダヴドンカンパーニェ
あなたは聞くか*4~から定冠詞(複数)野原*5
聞こえるか、野に響く
 
Mugircesférocessoldats?
ミュージールフェローセソルダー
叫ぶことそれらの残忍な兵たちが
残忍な兵たちの咆哮が
 
Ilsviennentjusquedansnosbras
イルヴィエンヌジュスクドンブラー
彼らは来る~まで~の中我々の*6
奴らは我々のもとへ来て
 
Égorgernosfils,noscompagnes!*7
エゴルジェフィルコンパーニェ
喉を掻き切る*8我らの息子たち我らの伴侶たち*9
妻子の喉を掻き切らんとしている!
 
Auxarmes,citoyens,
ザールメスィトワイェン
~と共に+定冠詞武器市民よ
武器を取れ、市民よ
 
Formezvosbataillons,
フォルメヴォバタヨン
形作るあなた達の隊列*10
隊伍を組め!
 
Marchons,marchons!*11
マルションマルション
進もう進もう
進め、進め!*12
 
Qu'unsangimpur
カンサンアンピュール
~せんことを*13不定冠詞穢れた*14
穢れた血が
 
Abreuvenossillons!
アブルーヴスィヨン
潤す我らの*15
我らの畝を潤さんことを!
 
+  2番以降の歌詞は折りたたんでいます (しかも未完成です)
Queveutcettehorded'esclaves,
セットゥオルドゥデスクラーヴェ
何をそれは望むこの集団~の+奴隷
この奴隷どもは何を望むのだ
 
Detraîtres,deroisconjurés?
ドゥトレトレドゥロワコンジュレ
~の裏切り者~の企てている
裏切り者、悪企みをする王どもは
 
Pourquicesignoblesentraves,
プルスィニョーブレザントラーヴェ
~のためにこの忌々しい
この忌々しい鉄の枷は誰のために
 
Cesfersdèslongtempspréparés?
フェールロンタンプレパレ
この長い間準備された
長いこと準備されていたのだ?
 
Cesfersdèslongtempspréparés?
フェールロンタンプレパレ
この長い間準備された
長いこと準備されていたのだ?
 
Français,pournous,ah!queloutrage
フロンセプルケルトラージュ
フランス人よ~のため我ら嗚呼なんという屈辱
フランス人よ、我らのためだ!嗚呼、なんという屈辱か!
 
Quelstransportsildoitexciter!
ケルトロンスポルイルドワテクスィテ
どれほど激情それするに違いない引き起こす
どれほどの怒りを巻き起こすことか!
 
C'estnousqu'onoseméditer
コノズメディテー
それは~だ我ら~するのは+彼らが不敵にも~する考える
それは我らに対してなのだ、奴らが不敵にも
 
Derendreàl'antiqueesclavage!
ドゥランドラランティクエスクラヴァージュ
~の戻すこと~に定冠詞+古の奴隷状態
かつての隷属へと再び陥れんと企てるのは!
 

3.

Quoi!descohortesétrangères
クワコオルテゼトロンジェーレ
なんだと不定冠詞軍勢異国の
なんと、異国の軍勢が
 
Feraientlaloidansnosfoyers!
フェレロワドンフォワイェ
彼らは作る*16定冠詞法律~で我らの故郷
我らの故国で法を作るというのか
 
Quoi!Cesphalangesmercenaires
クワファランジェメルセネーレ
なんだとこの軍団傭兵の
なんと、この傭兵どもは
 
Terrasseraientnosfiersguerriers!
テラセレーフィエルゲリエー
彼らは倒す我らの気高い戦士たち
我らの気高き戦士たちを打ち倒そうというのか
 
Terrasseraientnosfiersguerriers!
テラセレーフィエゲリエー
彼らは倒す我らの気高い戦士たち
我らの気高き戦士たちを打ち倒そうというのか
 
GrandDieu!Pardesmainsenchaînées
グロンデュパルメンゼンシェネ
偉大な~により不定冠詞手(複数)鎖をかけられた
ああ神よ、我ら、両の手には鎖をかけられ
 
Nosfrontssouslejougseploieraient
フロンジュプロワレ
我らの額、頭~の下に定冠詞くびき屈した
くびきに繋がれて頭を垂れる
 
Devilsdespotesdeviendraient
ドゥヴィルデスポテダヴィアンドレ
~の悪しき専制者~になる
邪悪なる専制者が
 
Lesmaîtresdenosdestinées!
メトレドゥデスティネ
定冠詞主人~の我らの運命
我らの運命の主人となるなどと!
 

4.

Tremblez,tyransetvousperfides
トランブレテュランプルフィデ
震えろ暴君たちそしてお前たち不実な
震え上がれ、暴君よ、不実な者たちよ
 
L'opprobredetouslespartis,
ロプロブルドゥトゥパルティ
定冠詞+汚名~のすべての定冠詞政党、集団
すべての党派の面汚しどもよ
 
Tremblez!vosprojetsparricides
トランブレヴォプロジェパリスィデ
震えろお前の企み*17同族殺しの*18
震え上がれ、お前たちの同族殺しの企みは
 
Vontenfinrecevoirleursprix!
ヴォンタンファンルスヴォワループリ
(それらは)行く*19ついに受け取るそれの報い*20
ついにその報いを受けるだろう
 
Vontenfinrecevoirleursprix!
ヴォンタンファンルスヴォワループリ
(それらは)行くついに受け取るそれの報い
いまこそ報いを受けるのだ
 
Toutestsoldatpourvouscombattre,
トゥソルダープルコンバトゥル
すべて~だ兵士~のためお前に戦う
誰もがお前に挑む兵士である*21
 
S'ilstombent,nosjeuneshéros,
スィルトンブ*22ジュネゼロ
もし+それらが倒れる我らの若い英雄たち
我らの若き英雄たちが倒れても
 
Laterreenproduitdenouveaux,
テランプロデュイドゥヌヴォ
定冠詞大地それを生み出す新たに、再び
この地はまた英雄を生む
 
Contrevoustoutprêtsàsebattre!
コントラトゥプレバトゥル
~に対してお前たちすべての準備のできた~に戦うこと
お前たちと戦う準備はできている!
 

5.

Français,enguerriersmagnanimes,
フロンセアンゲリエマニャニーメ
フランス人~として戦士心の広い*23
フランス人よ、寛大なる戦士として
 
Portezouretenezvoscoups!
ポルテズールトゥネヴォークー
行うあるいは取りやめるお前の攻撃
 
Épargnezcestristesvictimes,
エパルニェトリステヴィクティーメ
守れこの哀れな被害者、犠牲者
哀れなる犠牲者を守れ
 
Àregrets'armantcontrenous.
レグレサルモンコントルヌー
後悔とともに武器をとった*24~に対して我ら
我らに抗わざるを得なかった者たちを
 
Àregrets'armantcontrenous.
レグレサルモンコントルヌー
後悔とともに武器をとった~に対して我ら
我らに抗わざるを得なかった者たちを
 
Maiscesdespotessanguinaires,
デスポーテサンギネール
だがこれらの独裁者血に塗れた
だが、かの血塗られた独裁者は
 
MaiscescomplicesdeBouillé,
コンプリセドゥブイエ
だがこれらの共犯者、一味~のブイエ(人名)
ブイエの一味は
 
Touscestigresqui,sanspitié,
トゥティグルサンピティエ
すべてこれらの関係代名詞~なしで慈悲、容赦
この虎どもは皆、情け容赦なく
 
Déchirentleseindeleurmère!
デシルセンドゥメール
彼らは引き裂く定冠詞~の彼の母親
その母親の胸を引き裂く*25
 

6.

AmoursacrédelaPatrie,
アムールサクレドゥパトリーゥ
聖なる~への定冠詞祖国
祖国への聖なる愛よ
 
Conduis,soutiensnosbrasvengeurs
コンデュイスティアンブラヴァンジュ
導け支えよ我らの復讐の
我らの復讐の手を導き、支えよ
 
Liberté,Libertéchérie,
リベルテリベルテシェリーゥ
自由自由愛しき
自由、愛しき自由よ
 
Combatsavectesdéfenseurs!
コンバザヴェク*26デフォンスュー
戦え~とともにお前の庇護者
汝の庇護者の戦いに加勢せよ
 
Combatsavectesdéfenseurs!
コンバザヴェクデフォンスュー
戦え~とともにお前の庇護者
汝の庇護者の戦いに加勢せよ
 
Sousnosdrapeauxquelavictoire
ドラポーヴィクトワール
~の下に我らの~せんことを*27定冠詞勝利
勝利が我らの旗のもとへ
 
Accoureàtesmâlesaccents,
アクーラマーレザクサン
駆けつける*28~へお前の雄々しい
汝の雄々しい声に応じ駆けつけんことを!
 
Quetesennemisexpirants
ゼネミゼスピロン
~せんことをお前の敵ども瀕死の、満身創痍の
満身創痍の汝の敵どもが
 
Voienttontriompheetnotregloire!
ヴワトントリオンフェノトルグロワール
見るお前の勝利のそして我らの栄光
汝の勝利と我らの栄光を目にせんことを!
 

7. (後から追加された節で、「子供の詩(Couplet des enfants)」とも呼ばれる

Nousentreronsdanslacarrière
ザントルロンドンカリエール
我らは入る~に定冠詞キャリア、軍籍
我らは軍に加わる
 
Quandnosaînésn'yserontplus,
カンゼネスロンプリュ
~するとき我らの兄たち*29そこに+~ない彼らはいるもはや
我らの兄たちがいなくなるとき
 
Nousytrouveronsleurpoussière
ズィトルヴロンプスィエール
我らはそこで見つける彼らのなきがら
我らはそこで兄たちの亡骸と
 
Etlatracedeleursvertus
トラスドゥヴェルテュ
そして定冠詞~の彼らの武勇
彼らの武勇の跡を見出すだろう
 
Etlatracedeleursvertus
トラスドゥヴェルテュ
そして定冠詞~の彼らの武勇
彼らの武勇の跡を見出すだろう
 
Bienmoinsjalouxdeleursurvivre
ビアンムワンジャルードゥスュルヴィヴル
よいするよりは執着する~の彼ら生き残ること
生きながらえるよりはむしろ
 
Quedepartagerleurcercueil,
ドゥパルタジェセルケィ
むしろ*30~の分かち合うこと彼らの棺桶
彼らと棺を共にしよう
 
Nousauronslesublimeorgueil
ゾロンスュブリムオルゲィ
我ら持つだろう定冠詞崇高な誇り
我らは崇高なる誇りを抱かん
 
Delesvengeroudelessuivre.
ドゥヴァンジェドゥスュイヴル
~の定冠詞復讐あるいは~の定冠詞あとを追うこと
復讐か、彼らの後を追うかという

特記事項

特記事項

  • フランスの象徴にして革命の象徴。愛され方、用いられ方、歌詞のノリ、歴史的経緯など、「まさに国歌」というべき存在。
  • 実際、この曲に影響された新興国の国歌も少なくない。コートジボワールの「ラビジャニーズ(アビジャンの歌)」とか。
  • 「敵兵の血で畑の畝を潤す」とか「奴らは我らの妻子の喉を掻き切りにくる」とか、血生臭い歌詞は幾度も論争を呼んでいる。
  • 特に式典などで小さな子供に歌わせたときにそうなりやすいようだが、恐らくフランス人は今後もこの歌を歌うのをやめないだろう。
  • あまりに有名なため、他の楽曲中でフランスの象徴としてメロディを引用されがち。
  • 「大砲を使うクラシック曲」として有名なチャイコフスキーの『序曲《1812年》』では、最初は堂々と演奏されるこのメロディがだんだん弱弱しくなることでフランス軍の敗走を示している。
  • 7番まで存在するが、フル歌唱は稀。歌われる場合は1番・6番・7番を歌うのが通例。
  • 7番は後から付け足された節で、「子供の歌」という表題が示すように子供視点である。ここだけ児童合唱で歌われるケースも。
  • 非常に詳しく解説されているフランス語教室のページがある。これ以上の解説が出来る気がしないので詳細はそちらに譲る。
    北鎌フランス語講座 - 読解編 内「ラ・マルセイエーズ」
  • 上記サイト内にもあるが、通常のフランス語とは異なり "Patrie" "contre" などの語末の e は [ə]で発音する。




*1 proruira 「生み出すだろう」と未来形をとる版もある
*2 本来発音しない語末のeだが、歌では[ə]で発音される
*3 文字通りには「行こう!」だが、間投詞的に「いざ」の意味でも用いられる。
*4 Vouz entendez 「あなたは聞く」を、逆さにしてハイフンでつなぐと疑問形になる
*5 開けた場所なら割となんでも指しうる
*6 直訳では「腕の中」。懐まで入り込まれることを指す
*7 filsのあとに et「~と」を挟むほうが自然に思われるのか、早口でetを入れるケースもある
*8 これ一単語で表現するのすごいと思います。英語のgorgeとも関係する言葉です
*9 文字通りには「仲間」だが、ここでは伴侶を指す
*10 文字通りには「大隊」を指すが、ここでは具体的に何人ぐらいの集団…とかではなく単に「集まって隊列を組め」くらいの意味
*11 marchez(マルシェ)という、シンプルな命令形を使うケースもある。
*12 意訳…
*13 接続法と共に用いて願望・希望を示す
*14 pur「純粋な」を否定したもの
*15 畑の、直線上に槌を盛り上げた部分。なんで畝なのかといえば、上述のbataillonと押韻するためである
*16 条件法。非現実について語る場合に使われるので、ここでは「そんなことになるとでもいうのか」「そんなことをしようというのか」という感じ。
*17 projectですね
*18 -cideが「~殺しの」、殺虫剤やジェノサイドといった言葉につながります。par- は「同じ」、ゴルフの「パー」なんかとも関連してくる言葉です
*19 行く aller + 不定詞で「~だろう」
*20 grand prix などに見えるprix、英語の prize にあたる。ここでは同族殺しをしようとした者が「計画の報いを受ける」。
*21 みんなお前の敵だ、味方はいないぞ、ということ
*22 -entは発音しない
*23 magnus「大きい」、animus「魂、精神」
*24 s'は再帰代名詞の se がエリジオンを起こしたもの。文字通りには「自らを武装させる」
*25 祖国フランスを裏切ることを指す
*26 通常リエゾンしないが、歌唱時リエゾンしがち
*27 接続法の動詞とともに用いるとこういう意味になりうる
*28 ここが接続法
*29 「兄貴分」ぐらいの意味で、血縁上の兄に限らない。aînéは「先に生まれた(ne)者)」が文字通りの意味で「年長者」「兄」「先人」などの意味がある。女性の年長者ならaînéeと女性形を取るが、当時の兵士はほぼ男性なので…。この先に続くのは「年長の兵士が倒れたら我らが続く!」という内容なので、「先輩」「先人」あたりの訳もあり得る。
*30 moinsと呼応し「~するよりは、むしろ~したい」