ヨーロッパ州/モナコ国歌「モナコの賛歌」 のバックアップ(No.6)


Hymne Monégasque

モナコの賛歌

歌詞全文

Despoei tugiù, sciü d'u nostru paise
Se ride aù ventu, u meme pavayun
Despoei tugiù a curù russa e gianca
E stà r'emblèma d'a nostra libertà
Grandi e piciui, l'an sempre respetà
我らの国にはいかなる時も
ひとつの旗が風に遊ぶ
赤と白の二色は常に
我らの自由の証
老いも若きもみな尊ぶ
Amu ch'üna tradiçiun,
Amu ch'üna religiun,
Amu avüu per u nostru unù
I meme Principi tugiù
E ren nun ne scangerà
Tantu ch'u suriyu lüjerà;
Diu sempre n'agiüterà
E ren nun ne scangerà
我らにひとつの伝統あり
我らにひとつの信仰あり
我らのもとにただ一人
常に変わらずモナコ公あり
何者も

歌詞逐語訳

Despoeitugiù,sciüd'unostrupaise
デスペイトゥジューシュドゥノストルーパイーセ
常に~の上に~の+定冠詞我らの
我らの国の上に、常に
 
Serideventu,umemepavayun
リデァウヴェントゥメメパヴァユン
再帰代名詞遊ぶ~に+定冠詞定冠詞ひとつの
ひとつの旗が風に遊ぶ
 
Despoeitugiùacuřùrussaegianca
デスペイトゥジュクフ*1ルッサェジャンカ
常に~に赤いそして白い
赤と白の二色は
 
Estàř'emblèma*2d'anostralibertà
スタヘンブレマノストラリベルタ
彼女は~だった定冠詞+紋章、証~の+定冠詞我らの自由
常に我らの自由の証であった
 
Grandiepiciui,ř'ansemprerespetà
グランディエピチューイハンセンプレレスペタ
大きなそして小さな人々は、皆は常に尊敬した
大人も子供もみな尊敬していた
 
Amuch'ünatradiçiun,
アームキューナトラディスィウン
関係代名詞+ひとつの伝統
 
Amuch'ünareligiun,
アームキューナレリジュン
関係代名詞+ひとつの宗教
 
Amuavüuperunostruunù
アムワヴュペルノストルヌー
我らは持っていた~のため定冠詞我らの一つの
 
ImemePrincipitugiù
メーメプリンチピトゥジュ
ひとつの、同一の常に
 
Eřennunnescangerà
レンヌーネスカンジェラ
 
Tantuch'usuriyulüjerà;
タントゥチュスリユリュジェラ
太陽輝く
 
Diusempren'agiüterà
ディウセンプレナジュテラ
つねに我らを救う
 
Eřennunnescangerà
レンヌネスカンジェラ
そして何物もない
 

特記事項

  • モナコ語で書かれた歌。本来の詩はもっと長いが、この5行を2回繰り返すのが一般的。というかそれ以外の音源が見当たらない。
  • 言語的にはリグーリア方言の一派で、フランス語とイタリア語の中間地点という感じ。
  • リグーリア界隈で最も話者が多いのはジェノヴァ方言でこちらは比較的盛んに用いられる。
  • 一方モナコ語は…。モナコの小学校で教えられていたり道路標識に書かれたりはするものの、情報の集まりにくさが物語っている。




*1 řは実際にはフランス語の r と同様の口蓋垂音だが、歌うときにどうすべきかの規範があるかは不明
*2 モナコ語の定冠詞は řu/řa または u/aである