ヨーロッパ州/フィンランド国歌「我等の地」フィンランド語版 のバックアップ(No.5)
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- 1 (2021-02-11 (木) 22:30:41)
- 2 (2021-02-14 (日) 16:47:06)
- 3 (2022-07-28 (木) 22:13:09)
- 4 (2022-10-24 (月) 22:34:53)
- 5 (2023-06-04 (日) 13:33:03)
Maamme
我らの地
男声合唱によるもの。
フィンランドのメタルバンド*1のボーカルによるもの。
歌詞全文
1. Oi maamme, Suomi, synnyinmaa! Soi sana kultainen! Ei laaksoa, ei kukkulaa, ei vettä rantaa rakkaampaa kuin kotimaa tää pohjoinen. Maa kallis isien. | 1番 嗚呼、我等の地スオミ、父祖の地よ その響きは黄金の如く どんな谷も、どんな丘も どんな流れも、どんな岸辺も この北の故国ほどに愛しきものはない 愛しき、父祖の地よ |
11. Sun kukoistukses kuorestaan kerrankin puhkeaa; viel' lempemme saa nousemaan sun toivos, riemus loistossaan, ja kerran laulus, synnyinmaa korkeemman kaiun saa. | 11番 お前の繁栄が、殻を破り 再び花開くのだ 我等の愛はさらに高まり お前の希望、喜びが光り輝く 今一度、お前の歌、故国が より高らかに響き渡るのだ |
歌詞逐語訳
1.
オイ | マーンメ | スオミ | スュンニュインマー |
Oi | maamme | Suomi | synnyin-maa |
嗚呼 | 我らの地、 | スオミ | 生まれた-地 |
嗚呼、我等の地スオミ、父祖の地よ |
ソイ | サナ | クルタイネン |
Soi | sana | kultainen! |
響け | 単語 | 黄金の |
その響きは黄金の如く |
エイ | ラークソア | エイ | クックラー |
Ei | laaksoa | ei | kukkulaa |
ない | 谷は | ない | 丘は |
どんな谷も、どんな丘も |
エイ | ヴェッタ | ランター | ラッカンパー |
ei | vettä | rantaa | rakkaampaa |
ない | 水は | 岸辺は | より美しい |
どんな流れも、どんな岸辺も |
クイン | コティマー | ター | ポフヨイネン |
kuin | koti-maa | tää | pohjoinen |
よりも | 家の地(=故郷) | この | 北の |
この北の故国ほどに愛しきものはない |
マー | カッリス | イスィエン |
Maa | kallis | isien |
土地 | 愛しい | 父たちの |
愛しき、父祖の地よ |
11.
Sun | kukoistukses | kuorestaan |
スン | クコイストゥクセス | クオレスターン |
お前の | (お前の)繁栄 | (その)殻から |
お前の繁栄が、殻を破り |
kerrankin | puhkeaa, |
ケッランキン | プフケアー |
再び | 噴き出す、出てくる、(花が)咲く |
再び花開くのだ |
viel' | lempemme | saa | nousemaan |
ヴィエル | レンペンメ | サー | ノウセマーン |
さらに | 我らの愛*2 | 受ける | 上げること(の中に) |
我等の愛はさらに高まり |
sun | toivos, | riemus | loistossaan, |
スン | トイヴォス | リエムス | ロイストッサーン |
お前の | (お前の)希望 | (お前の)喜び | (その)輝きの中に |
お前の希望、喜びが光り輝く |
ja | kerran, | laulus | synnyinmaa |
ヤ | ケッラン | ラウルス | スュンニュインマー |
そして | 一度 | (お前の)歌 | 生まれた地 |
今一度、お前の歌、故国が |
korkeemman | kaiun | saa. |
コルケーンマン | カイウン | サー |
より高く | エコーを、反響を | 受ける |
より高らかに響き渡るのだ |
特記事項
- 作詞者はユハン・レドヴィグ・ルーネベリ(Johan Ludvig Runeberg)。後述するがスウェーデン系フィンランド人で、作詞もスウェーデン語で行った。
- フィンランド語の作詞者はパーヴォ・カヤンデル(Paavo Cajander)。
- 作曲者はフレドリク・パーシウス(Fredrik Pacius)。ドイツ系フィンランド人。作詞作曲がいずれもフィンランド語話者ではないことで一部では批判の声もあったらしい。
- 原詩の1節と11節のみが通常歌われる。
- フィンランド国歌だが、スウェーデン語版もある。というか原詩は元々スウェーデン語の詩。
- フィンランドにはスウェーデン語話者が5%前後おり、こちらも国家公用語である。
- 著名なスウェーデン系フィンランド人にはシベリウス(作曲家)やトーベ・ヤンソン(ムーミンの作者)がいる
- というか、原詩がスウェーデン語であることからも分かるようにこの国歌の作詞者・ルーネベリもスウェーデン系。
- エストニア国歌とはメロディが完全に同一。歌詞は全く異なる内容
- フィンランド語版の冒頭にある「スオミ」はフィンランド人自身が自国を呼ぶ名称。「ジャパン」に対する「日本」にあたる
謝辞
まつもむしさん(https://twitter.com/m_sakotsu)よりフィンランド語歌詞についてご助言頂いています。Kiitos!