ヨーロッパ州/フィンランド国歌「我等の地」フィンランド語版 のバックアップ(No.3)
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- 1 (2021-02-11 (木) 22:30:41)
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Maamme / Vårt land }
我らの地(フィンランド語 / スウェーデン語)}
上がフィンランド語版、下がスウェーデン語版
歌詞全文
1. Oi maamme, Suomi, synnyinmaa! Soi sana kultainen! Ei laaksoa, ei kukkulaa, ei vettä rantaa rakkaampaa kuin kotimaa tää pohjoinen. Maa kallis isien. 11. Sun kukoistukses kuorestaan kerrankin puhkeaa; viel' lempemme saa nousemaan sun toivos, riemus loistossaan, ja kerran laulus, synnyinmaa korkeemman kaiun saa. | 1番 嗚呼、我等の地スオミ、父祖の地よ その響きは黄金の如く どんな谷も、どんな丘も どんな流れも、どんな岸辺も この北の故国ほどに愛しきものはない 愛しき、父祖の地よ 11番 お前の繁栄が、殻を破り 再び花開くのだ 我等の愛はさらに高まり お前の希望、喜びが光り輝く 今一度、お前の歌、故国が より高らかに響き渡るのだ |
1. Vårt land, vårt land, vårt fosterland, Ljud högt, o dyra ord! Ej lyfts en höjd mot himlens rand, Ej sänks en dal, ej sköljs en strand, Mer älskad än vår bygd i nord, Än våra fäders jord. 11. Din blomning, sluten än i knopp, Skall mogna ur sitt tvång; Se, ur vår kärlek skall gå opp Ditt ljus, din glans, din fröjd, ditt hopp. Och högre klinga skall en gång Vår fosterländska sång. | 1番 我らの地、我らの地、我らの故国よ おお貴き名よ、音高く鳴り渡れ! 天頂へと聳える山も 深い谷も、波打つ浜も 我らの北の国ほど愛されるものはない 我らの父祖の地ほど 11番 まだ蕾の中に閉じられたお前の花は いつか衝動に駆られ花開く 見よ我らの愛から お前の光、輝き、幸せ、希望は昇華していく そして今一度、さらに高く鳴り響け 我が故国の歌よ |
歌詞逐語訳
フィンランド語版 Maamme
オイ | マーンメ | スオミ | スュンニュインマー |
Oi | maamme | Suomi | synnyin-maa |
嗚呼 | 我らの地、 | スオミ | 生まれた-地 |
嗚呼、我等の地スオミ、父祖の地よ |
ソイ | サナ | クルタイネン |
Soi | sana | kultainen! |
響け | 単語 | 黄金の |
その響きは黄金の如く |
エイ | ラークソア | エイ | クックラー |
Ei | laaksoa | ei | kukkulaa |
ない | 谷は | ない | 丘は |
どんな谷も、どんな丘も |
エイ | ヴェッタ | ランター | ラッカンパー |
ei | vettä | rantaa | rakkaampaa |
ない | 水は | 岸辺は | より美しい |
どんな流れも、どんな岸辺も |
クイン | コティマー | ター | ポフヨイネン |
kuin | koti-maa | tää | pohjoinen |
よりも | 家の地(=故郷) | この | 北の |
この北の故国ほどに愛しきものはない |
マー | カッリス | イスィエン |
Maa | kallis | isien |
土地 | 愛しい | 父たちの |
愛しき、父祖の地よ |
11.
Sun | kukoistukses | kuorestaan |
スン | クコイストゥクセス | クオレスターン |
お前の | (お前の)繁栄 | (その)殻から |
お前の繁栄が、殻を破り |
kerrankin | puhkeaa, |
ケッランキン | プフケアー |
再び | 噴き出す、出てくる、(花が)咲く |
再び花開くのだ |
viel' | lempemme | saa | nousemaan |
ヴィエル | レンペンメ | サー | ノウセマーン |
さらに | 我らの愛*1 | 受ける | 上げること(の中に) |
我等の愛はさらに高まり |
sun | toivos, | riemus | loistossaan, |
スン | トイヴォス | リエムス | ロイストッサーン |
お前の | (お前の)希望 | (お前の)喜び | (その)輝きの中に |
お前の希望、喜びが光り輝く |
ja | kerran, | laulus | synnyinmaa |
ヤ | ケッラン | ラウルス | スュンニュインマー |
そして | 一度 | (お前の)歌 | 生まれた地 |
今一度、お前の歌、故国が |
korkeemman | kaiun | saa. |
コルケーンマン | カイウン | サー |
より高く | エコーを、反響を | 受ける |
より高らかに響き渡るのだ |
スウェーデン語版 Vårt land
1.
Vårt | land, | vårt | land, | vårt | fosterland, |
ヴォート | ランド | ヴォート | ランド | ヴォート | フーステランド |
我らの | 地 | 我らの | 地 | 我らの | 育った地 |
我らの地よ、我らの地よ、我らの故国よ |
ljud | högt, | o | dyra | ord! |
ユード | ヘーグト | ウー | デューラ | ウード |
鳴れ | 高く | おお | 貴い | 言葉 |
おお貴き名よ、音高く鳴り渡れ! |
Ej | lyfts | en | höjd | mot | himlens | rand, |
エイ | リュフツ | エン | ヘイド | ムート | ヒムレンス | ランド |
~ない | 上がる | 不定冠詞 | 山 | ~に対して | 天の | 果て |
天頂へと聳える山も |
ej | sänks | en | dal, | ej | sköljs | en | strand, |
エイ | センクス | エン | ダール | エイ | シェリス | エン | ストランド |
~ない | 沈む | 不定冠詞 | 谷 | ~ない | 水に洗われる | 不定冠詞 | 浜 |
深い谷も、波打つ浜も |
mer | älskad | än | vår | bygd | i | nord, |
メール | エールスカド | エン | ヴォール | ビュグド | イ | ヌード |
もっと | 愛された | ~より | 我らの | 国 | ~の中に | 北 |
我らの北の国ほど愛されるものは無い |
än | våra | fäders | jord! |
エン | ヴォーラ | フェーデス | ユード |
~より | 我らの | 父祖の | 地 |
我らの父祖の地ほど |
11.
Din | blomning, | sluten | än | i | knopp, |
ディン | ブルムニング | スリューテン | エン | イ | クノップ |
お前の | 花 | 閉じた | まだ | ~の中に | 蕾 |
まだ蕾の中に閉じられたお前の花は |
Skall | mogna | ur | sitt | tvång; |
スカル | ムーグナ | ユール | スィット | トゥヴォング |
~するだろう | 熟した | ~から | 己の | 衝動 |
いつか衝動に駆られ花開く |
Se, | ur | vår | kärlek | skall | gå | opp |
セー | ユール | ヴォール | シェーレク | スカル | ゴー | オプ |
見よ | ~から | 我らの | 愛 | ~するだろう | 行く | 上に |
見よ我らの愛から |
Ditt | ljus, | din | glans, | din | fröjd, | ditt | hopp. |
ディット | ユース | ディン | グランス | ディン | フレイド | ディット | ホップ |
お前の | 光 | お前の | 輝き | お前の | 幸せ | お前の | 希望 |
お前の光、輝き、幸せ、希望は昇華していく |
Och | högre | klinga | skall | en | gång |
オク | ヘーグレ | クリンガ | スカル | エン | ゴング |
そして | より高く | 鳴れ | ~するだろう | 一度 | |
そして今一度、さらに高く鳴り響け |
Vår | fosterländska | sång. |
ヴォール | フーステレンドスカ | ソング |
我らの | 育った地の | 歌 |
我らの故国の歌よ |
特記事項
- 作詞者はユハン・レドヴィグ・ルーネベリ(Johan Ludvig Runeberg)。後述するがスウェーデン系フィンランド人で、作詞もスウェーデン語で行った。
- フィンランド語の作詞者はパーヴォ・カヤンデル(Paavo Cajander)。
- 作曲者はフレドリク・パーシウス(Fredrik Pacius)。ドイツ系フィンランド人。作詞作曲がいずれもフィンランド語話者ではないことで一部では批判の声もあったらしい。
- 原詩の1節と11節のみが通常歌われる。
- フィンランド国歌だが、スウェーデン語版もある。というか原詩は元々スウェーデン語の詩。
- フィンランドにはスウェーデン語話者が5%前後おり、こちらも国家公用語である。
- 著名なスウェーデン系フィンランド人にはシベリウス(作曲家)やトーベ・ヤンソン(ムーミンの作者)がいる
- というか、原詩がスウェーデン語であることからも分かるようにこの国歌の作詞者・ルーネベリもスウェーデン系。
- エストニア国歌とはメロディが完全に同一。歌詞は全く異なる内容
- フィンランド語版の冒頭にある「スオミ」はフィンランド人自身が自国を呼ぶ名称。「ジャパン」に対する「日本」にあたる
謝辞
スウェーデン語版については、旧wikiの頃にLEDさん(https://twitter.com/pax_lucis)よりご提供頂いたものを許諾のもと掲載しています。ありがとうございます!